「スマホばかりいじっていないで勉強しなさい!没収するよ」が子どもの成績アップに逆効果といえる理由

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ただ、同じことを続けると飽きてしまうので、ときどき競争の内容を変えてみるといいでしょう。たとえば、「じゃんけんで負けたほうが掃除」や、「タイマーを使って制限時間内に終わらせるチャレンジ」 など、ちょっとずつ工夫を加えると楽しく続けられますよ!

「普通の大人」とちょっと違う声かけをする

さて、ここまで読んでもうお気づきの方もいるかもしれませんが、子どもの心を動かす秘けつはおわかりになりましたか?

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そう、「普通の大人」とちょっと違う声かけをするのがポイントです。「絶対に叱られる〜!」と思われているところに、あえて変化球を投げる。

すると、うっかり振ってしまったバットが思わぬヒットやホームランになるように、今ひとつやる気が起きなかった状態や閉ざしていた子どもの心が、思わぬ方向へと好転することがあるのです。

子どもは親の言葉に敏感です。だからこそ、「どう声をかけるか」で、結果は大きく変わります。次に「叱りたい!」と思ったり、つい流してしまいそうになるときこそ、ちょっとした工夫を試してみてください。きっと、いつもとは違う反応が返ってくるはずです。

建部 洋平
たてべ ようへい

1977年生まれ、愛知県育ち。大学卒業後、大手学習塾に就職し、生徒アンケートは6年連続1位、歴代最速で本部長に就任。独立後、小学生~高校生を対象にした学習塾Abilityを2校舎経営し、のべ約1万人の生徒を指導。学年トップから学習障害のある子まで幅広く支援し、劇的な成績向上を多数実現してきた。塾生のテスト結果を30点から80点台まで引き上げたような実績をいくつももち、高校受験の第一志望合格率は96.8%(2024年度)、95.2%(2025年度)。
また、「ほめる教育」の重要性を伝えるため、日本ほめる達人協会の特別認定講師資格を取得。企業研修や講演活動も行い、2023年認定講師コンテストでは準優勝。

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