「スマホばかりいじっていないで勉強しなさい!没収するよ」が子どもの成績アップに逆効果といえる理由

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これまでうちの塾に通わせている保護者の方にも試していただいたところ、「先生、本当でした! 今までは勉強の話になった途端に、ふてくされた顔をしていたのに、『さぁ〜て、そろそろやるか』って自分から勉強をはじめたんです!」と驚かれていました。

ここからは具体的な声かけをご紹介します。

【勉強もせずに、スマホばかりしている】

つぶす言い方

「スマホばかりいじっていないで勉強しなさい!没収するよ」

ほめてやる気にさせる言い方

「あとどれくらいで終わる? じゃあ競争しようか」

スマホやゲーム問題はどの家庭でも、大なり小なり頭を悩ませていると思います。だからこそ、最初にルールを決めておくことが大事だとお伝えしました。しかしそうは言っても、ルールをなかなか守れないのがスマホの魔力。あと5分、あと10分と延ばし延ばしになってしまうことは多々あるでしょう。

宿題もやっていない。家のこともやらない。黙っていればスマホばかり。だからと言って、ムリやり取り上げようとしても、うまくはいきません。家庭内のルールを守らなければいけないのはその通りなのですが、正論をぶつけるだけでは子どもは変わらない。そこで、あえて変化球を投げてみるのです。

たとえば、子どもが宿題もテスト勉強もせずにダラダラとスマホゲームをやっていたら、親は「スマホばかりいじってないで、そろそろ勉強しなよ。没収するよ!」と叱りたくなります。だけど、そこをグッとこらえて、「あとどれくらいで終わる?」と聞いてみます。すると、子どもはたいてい「あと5分」などと短めに答えてきます。

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