「スマホばかりいじっていないで勉強しなさい!没収するよ」が子どもの成績アップに逆効果といえる理由

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なかにはめちゃくちゃくやしいことがあって、「次は絶対に見返してやるぞ!」と反骨精神で前に進んでいく子もいますが、そういう子は今は少数派。ほとんどの子は、うれしいとき、喜んだときに前向きになります。この感情の動きをうまく活用するのです。

それには、子どもの「喜ぶツボ」を知っておかなければなりません。

子どもの「喜ぶツボ」を観察

まずは、お子さんがどんなときにニコニコしているか、じっくり観察してみましょう。

ごはんを食べているとき
テストでいい点が取れたとき
ゲームで勝ったとき
サッカーの話をしているとき
友だちの話をしているとき
推しの話をしているとき

などなど、いくつかのシーンで子どものうれしそうな表情を見つけられると思います。

それが、あなたのお子さんの「喜ぶツボ」です。その瞬間を「あ〜、なんかうれしそうにしているなぁ〜」とさらりと流してしまうのではなく、「へぇ〜、そんなことがあったんだね〜。それで、それで?」「すご〜い! どうやって攻略したのかな? コツを教えて!」 など興味をもって聞いてみてください。

すると、お子さんはうれしそうに話してくれるでしょう。思春期に入り、普段はあまり話してくれない子どもでも、喜びのツボを押されると話がとまらなくなるなんてこともあります。

そうやって、まずは子どもの感情をプラスの方向へとグイグイ導いていきます。そして、気分が上がっているところで、「そういや、次の期末テストは……」としれっと話題を変えてみるのです。

すると、案外素直に受け入れてくれたりします。「えっ、今まで楽しい話をしていたのに、そこで急に勉強の話をもち出したら、イヤな顔をされそう」と思うかもしれませんが、試しにやってみてください。

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