「スマホばかりいじっていないで勉強しなさい!没収するよ」が子どもの成績アップに逆効果といえる理由
人は大人になると、今の自分の感覚でものを測ろうとしがちです。でも、血がつながっている親子でも、相手は自分と違う人間であることを忘れてはいけません。
親御さんが「このくらいはできて当たり前」とか「こうなってほしい」と思うことが、子どもはやりたくなかったり、そもそも関心がなかったり。たとえ親子でも違うのです。それも、ちょっとやそっとの違いなんてレベルじゃない。絶望的に違うのです!
だから、「自分の思い通りに動いてくれ」なんて思ってもそうはいきません。まずは、それを心に留めておいていただきたいのです。
では、この、自分と絶望的に違う人の心をムリやりにではなく、気持ちよく動かすにはどうしたらいいか?
それはもう視点を相手と同じ高さまでグ〜ンと下げて寄り添っていくしかありません。そして、親がちょっと声かけを変えるだけで、子どもは驚くほど変わります。声かけ方法についてはこれからたっぷりお伝えしていきますね。
「気分を上げるツボ」を把握せよ
やっていただきたいのは、子どもの気分を上げるツボを探ること。
まず、人はどんなときに前向きな気持ちになるのでしょう?この答えはかんたんです。うれしいことや喜べることがあったとき、そしてそこに信頼できる人からの後押しが加わったときに、また前を向いて歩きだそうとするものです。