くらま:気持ちはわかりますよ。親の目とか、友だちや周りの目とか気になるし、見返してやりたいみたいな気持ちがありますよね。
僕も無職時代に公務員受験浪人をしたんで、落ちるたびに目標値が上がっていくんです。みんなから「すごい」って思われる場所に行かなくちゃって思ってました。これは“無職あるある”で、見栄とプライドからきています。

藤井:……。
くらま:藤井さんは優秀な人だと思うんです。横国も受かったし。でも、医学部に受かるポテンシャルはなかった。それを認めたほうがいい。そして周りの人の目が気になるなら、一旦そういう人たちと距離を置くこと。
藤井:おお、なるほど……。人間関係をリセットするということですね……。
くらま:誰とも比べずに、がむしゃらにやってみる1〜2年って必要なんじゃないかなって思います。
藤井:先月タイミーに行ったんですよ。誰も僕のことを知らなくて、もちろん「4浪4留」なんてことも知られていなくて、のびのびできる感はありました。
くらま:それなんですよ!
藤井:まずは父親に1〜2年頑張ってみるから放っておいてくれ、と言ってみます。

「地道な会社員はお金が貯まらない」は間違い
くらま:次にやることはシンプルです。「とにかく“就職できる場所”で働く」こと。月に20万円稼げれば、安定した生活が送れます。でも、藤井さん、名の知れた企業や大企業に入りたいって思っていませんか?
藤井:それっぽいところには行きたいと思ってはいます。
くらま:では藤井さんは何のためにレベルの高い高校に行き、医学部を目指したんですか?
藤井:医師になるため……そして安定した収入を得て、社会的ステータスを得るため……?

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