こうして鳥取県東部の鳥取駅を拠点にすると、因美線、またそれに続く智頭急行線という陰陽連絡線が通っている。ならば中部・西部はどうだろう。かつて県中央部には倉吉線という盲腸線があったがとうに姿を消した。残っているのは、県の西部、米子を中心としたネットワークだ。
正確には伯耆大山、実質的には米子駅を終点としているのが、倉敷駅と結ぶ伯備線だ。伯備線といえば言わずもがなの特急「やくも」。1日に15往復走り、岡山駅では新幹線と接続して陰陽連絡の主役級の活躍を見せている。
ほかには夜行列車の「サンライズ出雲」、また貨物列車まで走っていて、陰陽連絡線で電化されているのも伯備線が唯一だ。陰陽連絡の横綱が、鳥取県の西の端に乗り入れている。
ただものではない境線
そして米子駅からはもう1つ。ゲゲゲのふるさと、境港までを結ぶ境線が走っている。

無料会員登録はこちら
ログインはこちら