タイの「元JR車両」観光列車、なぜ「国鉄色」なのか 工場担当者が語る「クリーム色に赤帯」の理由

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タイ 国鉄色 183系
バンコクのマッカサン工場での改造工事を終え、本線へと出てきた「国鉄色」のキハ183系(撮影:伊原薫)

日本からおよそ約4500km南西に位置する、タイ王国。同国にはこの距離とほぼ同じ長さの路線網を持つ国有鉄道(タイ国鉄)がある。

タイ国鉄の路線は、首都・バンコクを走る一部の路線を除いて電化されておらず、気動車、もしくはディーゼル機関車が客車を牽引する形態がとられている。

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海外勢の中で日本製車両は?

自国で鉄道車両の製造はほとんど行っていないため、車両はほぼ海外製だ。多くはアメリカやフランス、ドイツ、韓国製で、近年は中国製の車両が台頭。一方、1980年代までは日本の車両メーカーもタイ国鉄向けの気動車や客車を製造しており、今も活躍を続けている。

【写真】タイ国鉄で走るのは、ほとんどが外国製の車両。その中で日本製の車両はどんな活躍ぶりを見せているのか。市場の中を店先すれすれに走る列車、映画『戦場に架ける橋』のクワイ川橋梁を渡る元ブルートレイン車両など
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