判断力をつけるという意味では、事件やニュースを「当事者」として捉え直してみることをお勧めします。
もし自分が被害者であったら、あるいは加害者であったら、どう感じ、どう行動するだろうか。当然ながら、第三者として距離を置いているときとは違った見方や感じ方、考え方になるはずです。
それまでは非難したり、批判したりしていただけだったのが、当事者になることで、こんなとき自分ならどうするだろうかと、自分事として真剣に考えるようになるでしょう。
頭が冴える時間を見つけよう
④判断が冴える「場所」と「時間」を作り出す
私自身は、完全な朝型人間です。毎日8時間半以上の睡眠を徹底しているため、朝の目覚めは、同じ60代ではおそらく考えられないほど良いほうでしょう。
頭がすっきりとした朝や午前中に、著作の執筆や論文を読むなど、創造的で重要な仕事の多くをこなしてしまうようにしています。
私は朝ですが、それぞれの人が自分の脳がもっとも冴えている時間帯があると思います。
まずは自分の脳の働き方をモニタリングしてみましょう。どの時間帯で頭が冴えるのかを調べてみるのです。そして、その時間に頭を使う仕事を入れていけばいいのです。
時間だけでなく、頭が冴える「場所」や「環境」も考えてみましょう。カフェにいるときが一番落ち着いて集中ができるとか、自然の多い場所や景色のいい場所に行くと頭がクリアになった気がするなど、人によってそんな特別な場所があると思います。
ベストな環境がすぐに思い浮かばないという人は、逆に自分にとって嫌な場所、集中できない場所はどこかを考えてみるのも方法です。自分が苦手な場所がわかれば、それとは逆の環境や場所を選択すればいいのです。
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