脳は年を取ると、衰えるどころではありません。しかるべく鍛えることで、脳細胞は活性化し、互いにシナプスでつながり新たなネットワークを築くのです。以下に、脳を鍛える習慣をいくつか紹介したいと思います。
夜寝る前のわずかな時間を利用
①寝る前に今日1日の判断を振り返る
1つ目の習慣は、夜寝る前のわずかな時間に、その日の判断を振り返ることです。人は1日に約3万回もの判断をしていますが、そのうちの主なものだけでいいので振り返ってみるのです。
・部下からの報告をまだ上司に伝えていないが、その判断は合っていたか?
・ミスをした部下を叱ったが、果たしてよかっただろうか?
・クライアントに提示した条件はふさわしいものだったか?
・友人からの飲みの誘いを断ったが、それでよかっただろうか?
振り返る際は、ノートやメモに書き出してみることをお勧めします。書くことで、頭の中が整理され、判断評価がしやすくなります。記録としても残るので、後日読み返して反芻することができます。
なにより、過去の自分の判断を振り返ることで、自分の判断のパターンや癖を知ることができます。判断が拙速になりがちだとか、逆に遅すぎるので、もっと早めに判断するよう心がけなければいけない、などと気づくことができます。
自分にとって、苦手な判断領域を知ることもできるでしょう。自分は部下に指示するときに判断が遅くなる傾向があるとか、クライアントの要求に対して甘いところがある等々。過去に自分が行った判断には、判断ミスを防ぎ、よい判断を行うためのヒントが隠されているのです。
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