個別予約より200万円安い!?《50代・ビジネスクラスで世界一周》驚きの金額、一方で制約も。「人生後半の一大イベント」思い切って挑戦

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航空券はエコノミー、ビジネス、ファーストクラスのいずれでも発券できるが、クラスが上がるほど割安感が大きくなる。

具体的な金額は筆者が策定したルートを例に後ほど紹介するが、スターアライアンスの場合、サーチャージや諸税などを入れてエコノミーだと50万円~、ビジネスクラスだと86万円~といったところだ。

ガンジス川
インドのガンジス川(写真:筆者撮影)

世界一周航空券はお得さが最大の特徴だが、利用者にとってマイナスもある。

使える航空会社が制限されており、最初にスタートからゴールまでの全行程を一括予約しなければならないなど、制約の中でパズルをするような不自由さは否めない。

インドで知り合った日本人夫婦も、「全ルートを事前に決めないといけないので、なかなか踏み切れない」と話していたし、世界一周航空券利用者のブログを読むと、2~3年がかりでルートを練っている人が少なくない。まさに人生の一大イベントである。

オンラインでルート策定

筆者はスターアライアンスで航空券を発券したので、実際の手順を紹介したい。

ルートの助言や航空券の手配を代行してくれるコンサル会社もあるが、筆者はオンラインから直接予約した。デジタルツールの進化でワンワールド、スターアライアンス共に、オンラインでシミュレーションができ、旅程が完成したらそのまま決済・予約できる。

スターアライアンス世界一周航空券のルールの一例
(画像:スターアライアンス世界一周航空券のルールの一例・同サイトより)

スターアライアンスの世界一周航空券は総距離3万9000マイルの上限があり、運賃は「2万9000マイル以内」「3万4000マイル以内」「3万9000マイル以内」の3種類ある。

距離が増えるほど高くなり、ざっくり10万円ずつアップする。筆者は2万9000マイル以内で、フライト数をできるだけ多くすることを目指した。

まず目的地をピックアップ。世界一周に組み込まなければ一生行かなそうなガラパゴス諸島(エクアドル)、ペルー、モロッコを最初に選んだ。

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