国内クレジットカード市場で、PayPay完全子会社のPayPayカードが急速に業績を伸ばしている。
年会費無料のPayPayカードの発行が始まったのは2021年12月。強みは、PayPayにひも付けることで、事前にチャージしなくてもコード決済でクレジット払いができ、通常のPayPay残高払いよりも高いポイント還元を受けられる点にある。「ソフトバンク」やそのサブブランド「ワイモバイル」の利用料金のほか、ヤフーショッピングでの買い物など、PayPay経済圏でのポイント還元率の高さも大きな武器だ。
22年10月にPayPayの完全子会社となり、同年11月にはより高いポイント還元を受けられるゴールドカードの発行も開始。連携するPayPay利用者の爆発的な増加の波に乗り、カード会員数も急拡大を遂げている。
イシュアー首位の楽天カードを猛追
24年12月末に1310万枚だったカード発行枚数は、25年12月末に1600万枚に拡大。他の通信キャリア系カードの伸び率が5%前後にとどまる中、25年におけるPayPayカードの伸び率は22.1%増となった。昨年の年間純増数290万枚は、現時点で判明している限り国内クレジットカード会社の中で断トツだ。

会員数の拡大と歩調を合わせて、カード会社の収益源であるリボルビング残高やキャッシング残高も伸長している。25年12月末のリボ残高は前年同期比17.9%増の4517億円。キャッシング残高も同48.1%増の234億円に急増した。
国内のカード発行会社(イシュアー)で首位の楽天カードと比べると、会員数やリボ残高などの差は依然として大きい。だが、成長率は業界で抜きんでており、経済圏争いでライバル関係にある楽天カードを「猛追」しているといえるだろう。




















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