プレゼンのコツは女優と女子アナに学ぼう すぐに実践できる「秘密のルーチン」を伝授

✎ 1〜 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 最新
拡大
縮小

本番で緊張しないなんて、普段からよほど強い気持ちを持っている人か、気持ちのコントロールができるといった特殊な能力を持っている人なのではないかと考える方も多いと思います。でも、緊張しない人間なんて存在しません。人間は、先の展開が見えず不安や恐怖を感じるときに緊張を覚えるようにできている生き物です。

たくさんの人を前にして、うまくいくかどうかわからなくなった瞬間、不安になり上がってしまうのは生理現象です。そこでプレゼン上手は、本番前にルーチンを踏んで、緊張してしまう状況を回避しているのです。

3つの「女優のルーチン」

本番前の役者が行うようなルーチンなので、次の3つを「女優のルーチン」と呼んでいます。

①誰かになりきる

第1のルーチンはプレゼンモードの役作り、「誰かになりきる」です

プレゼンではプレゼンモードの自分を演じる。素の自分とは距離を置いたほうが緊張を回避できます。このルーチンのコツは「こんな風に話したいな、まねしたいな」と思う有名人や知り合いをイメージすること。その人になりきるように話し方やリズムをまねすると、役作りがしやすくなります。

②妄想する

第2のルーチンはプレゼンのイメージトレーニング、「妄想」です

事前に話す内容までもすべて準備していると、本番では台本の棒読みになってしまい、単調なプレゼンに終わってしまいます。台本を用意する代わりに、本番で話す自分を最初から最後まで妄想してみましょう。

このルーチンのコツは、次のスライドに話を移すときの接続詞をイメージすること。スライド1枚1枚を自然につなげ、プレゼン全体の流れをリハーサルするのです。こうして準備万端でプレゼンに臨めば、本番での緊張を防ぐことができるでしょう。

次ページ3つの目のルーチンは「体操」
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT