あのブルース･ウィリスは､まだまだ健在だ この秋見ておきたいアクション映画を大紹介

『フライト・ゲーム』（2014年／米国・フランス／107分）

NY発ロンドン行旅客機内での姿なき凶悪犯との息詰まる攻防戦！  米国の連邦航空保安官であるビル（リーアム・ニーソン）は、姿なき乗客のひとりから、1億5000万ドルを指定口座に振り込めという指令を受ける。20分以内に送金がなければ、乗客の誰かを殺害するというのだ。現役航空保安官、機長、容疑者、次々と謎の死を遂げる中、ビルは必死に犯人探しを続行するのだが……。やがて仕掛けられた爆弾を発見するも、タイムリミットが迫る！

『96時間 レクイエム』（2014年／フランス／169分）

今度のターゲットは自分自身！ 世界を熱狂させたリュック・ベッソンが仕掛けるノンストップ・アクション「96時間」シリーズの3作目＝完結編の登場だ。リーアム・ニーソン演ずる元CIA工作員ブライアン・ミルズが、愛娘キムや（今も愛する）元妻を守るために手段を選ばない無敵の父親となる大ヒット・サスペンス・アクション・シリーズの最終章は、全米初登場No.1を獲得。これは見逃せない。

トルコで犯罪組織を壊滅させ、ロスの自宅へと戻ってきた元CIA秘密工作員のブライアンだったが、ある日、よりを戻しつつあった元妻レノーアが自分のベッドで殺害されていたことにより、容疑者として指名手配されることに……。窮地に陥ったブライアンは、愛娘キムと連絡を取りながら、かつての仕事仲間たちと、自らを罠にはめた黒幕の正体を暴き、元妻の復讐のため最後の戦いに挑む。

元ソ連特殊部隊スペツナズのオレグ・マランコフとの高層ビル内での激しいバトルやカーチェイス等々見所は多い。しかし、シナリオのよさではやはり第1作目が上か。いずれにしても、もし本シリーズをご覧になったことのない方は、ぜひとも3部作を順にご覧になることを強くオススメする。アクション性やドラマ性をアップさせたロング・バージョン収録のブルーレイが必見だ。

（文：たかみひろし／音楽・映像プロデューサー）

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