タイム・トラベル映画に共通する傾向と魅力

秋の夜長に見るなら、ズバリこの作品だ!

今も昔もタイム・トラベルをテーマにした作品は少なくない(写真:td.lemon/PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。「たかみひろしのシネマ・ショウ」をお届けしよう。
音楽・映像プロデューサーのたかみひろし氏が、毎回の特集するテーマに沿って必見のDVD/ブルーレイ作品を講評とともに紹介する企画。今回は最新“タイム・トラベル映画”大特集だ。

タイム・トラベル映画を分類すると…

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一口にタイム・トラベル映画といってもさまざまなパターンがある。大きく分類すると、ずばりタイムマシンが登場するハードSF色の濃いタイプと、科学的検証なし(つまり「突然の閃光に包まれ、気づいたら過去だった」で済ませてしまう……苦笑)パターン=ファンタジー系のふたつだ。

『タイムマシン』『ターミネーター』『12モンキーズ』『タイムライン』(一番人気の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は微妙?)等が前者の代表で、どちらかというと後者の方が多いようだ。精神的(あるいは怪現象的)タイムトリップ(またはタイムスリップ)のファンタジー系で、『ある日どこかで』『バタフライ・エフェクト』『イルマーレ』から『時をかける少女』のようなものまで多種多様だ。

また、いずれの時代に飛んだにせよ、戦場が舞台になりやすいという傾向がある。その時代にない兵器を駆使した派手なバトルシーンを設定しやすいからだろう。たとえば日本SF映画の代表作『戦国自衛隊1549』。確かに織田信長が戦車を手に入れたらどうなるかは、想像しただけで面白そう! これが海外だと日本人には馴染みの薄い中世(騎士の時代)が舞台ということになる。

毎回のネタ作りという面で、連続TVドラマにも向いたテーマだ。古くは、かつてNHKで放映され熱狂的ファンの多い『タイム・トンネル』から、『ターミネーター』、『チャーリー・ジェイド』等々。スタトレ・シリーズならタイム・トラベルは、日常茶飯事(?)。劇場版4作目『故郷への長い道』は、シリーズ屈指の人気作だ!

かつてDVDが廃盤=高値になっていた『ファイナル・カウント・ダウン』(1980年)とその逆ヴァージョン設定の『フィラデルフィア・エクスペリメント』(1984年)も現在はブルーレイ化されている。こちらも必見!

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