ガンダムは、なぜ今でも人々を魅了するのか 映画で描かれたガンダムの新しい基準
「機動戦士ガンダム」という名前を、日本人なら誰でも一度は聞いたことがあるはずだ。
1979年の初放映から36年が経過したが、その人気はとどまることを知らない。2009年に東京・お台場に展示された全長18メートルの「実寸大ガンダム」は、アニメのガンダムを知らない高齢者すら一目見ようと押し寄せ、400万人を超える来場者数を記録した。
「ファーストガンダム」を知っている人は多くない
では、知名度が全国区となった一方で、ガンダムのストーリーを知っているという人はどれだけいるか。
ガンダムは現在も新シリーズがテレビや劇場で発表され続けている。ただ、初放映から36年も経過している。新シリーズでもモビルスーツと呼ばれる巨大ロボットが活躍する世界観は共有されているとはいえ、初回放映(ファンの間で「ファーストガンダム」と呼ばれている)との共通項は希薄になっている。
ファーストガンダムとダイレクトにつながる物語が見たい――。こんな願いをかなえたのが、新作シリーズ「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」である。
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