妻の収入は夫の口座に“全額入金”。共働き夫婦あるある《家計分担の不公平感》きれいに瞬殺する方法とは?世帯年収600万円・仲よし夫婦の場合

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「77万円と言ってもここからクレジットカードの使用分が引き落とされるので、実質資産は50万円程度。どちらかの車が壊れて買い直すことになったら、たちまちゼロになってしまいます」と、不安をのぞかせる。

賃上げ率を上回る物価や光熱費上昇の影響もあり、2024年の家計収支はトータルでプラス5000円ほどにとどまった。

当面の目標は1万円を超える小遣いの支出を自重し、浮いた分で現在月額1万5000円ほどあるショッピングローンを早めに一括返済することだという。

「家計簿ブログ」始めたきっかけ

まる夫さんが家計を管理し家計簿をつけるようになったきっかけは、結婚した時に妻から頼み込まれたことだった。妻は数字が大の苦手で、まる夫さん自身もそれまで家計管理などしたことがなく、手探りの状態でスタートした。

最初は無料の家計管理アプリを使っていたが、なかなかうまくいかなかった。収入や出費をちまちまと入力する手間に加え、出入金の全てが把握できるわけではないので、データと手元に残っているお金との誤差が大きくなりがちだった。

そんな時、資産運用の勉強のために見ていた金融ブログ「リベラルアーツ大学」で家計管理アプリのマネーフォワード MEが紹介されているのを見て導入。有料版を契約しクレジットカードをすべて連携、現金払いをした場合もレシートを読み取れば自動計算されるため、データの入力が格段に楽になったそうだ。

結果的に、家計管理にかける時間も大幅に短縮された。家計管理に使う時間は週に30分から1時間ほどだと言うまる夫さん。「作業をするというより、勤務先の休憩時間などに資産残高をチェックすることが多いですね。残高が増えていればうれしいですしね」と、笑顔で話してくれた。

そして、2024年3月に家計簿を公開するブログを開設。前述したリベラルアーツ大学を見ているうちに自分でも何か発信したいと思い、「ネタ探しの中で必ずやっていることは何かと考えたら家計簿だった」とか。妻は「止めて」とも「続けて」とも言わず、見守ってくれているそうだ。

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