ネット上に情報もたくさん、いったい何が正しいのかわからない…《悩む受験生たち》に東大に合格した僕が伝えたいこと

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西岡壱誠 東大 
(写真: Mills / PIXTA)
偏差値35、成績ビリのいじめられっ子から東大受験で合格。これは東大カルぺ・ディエムの西岡さんが実際に経験したことです。本記事では、自身の受験体験を描いた小説である『それでも僕は東大に合格したかった』を上梓した西岡さんが、受験を通して得られたことについてお話しします。

悩む学生と、悩まない学生に分かれる

今の時代の学生たちは、「悩む人」と「悩まない人」にはっきり分かれると思います。

僕は学校の講演会に行く機会がよくあります。地方の中学校から呼ばれて人生について話をしたり、都内の高校で受験についての話をしたり、だいたい毎年4万人くらいの人に向けてお話をしています。

そこでいちばん大変なのは、講演で話をしている時間ではありません。それが終わった後の、「質疑応答の時間」です。全部話を終えた後で、「質問ある人、挙手してください」と言うと、決まって、多くの質問をいただきます。

「すいません、今こういうことで悩んでいて……」「どうすればいいかわからなくて……」と。

そしてこの悩みは結構重めだったり、硬かったりします。「自分、受験でこう悩んでいて……」「親との関係でこういう点ですごく難しくて……」と。

「こんなに悩みがあるのか最近の学生たちは!?」と驚かされます。

ただ、その人数は全員というわけではなく、クラスが30人いたら大体10人くらいは「悩む人」でガンガン質問をしてきて、20人くらいは「悩まない人」で質疑応答の時間も「早く終わらないかなあ」というテンションで聞いています。

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