「指示待ち部下」はAIに取って代わられる…!? これからの時代を生き抜くために“自分で考える力”を鍛える《数学脳》とは?

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このように、3×5という数式を上の図のミカンのイメージと関連付けることができるようになれば、かけ算への理解も深まります。

「自分の頭で考える力」を体験してみよう!

さらに、かけ算の意味が分かりイメージを描けるようになると応用力が身につきます。その例を1つ紹介しましょう。皆さんも小学2年生に戻ったつもりで次の式を計算してください。ただし、かけ算の筆算や電卓を使うことはNGです。

3×12=□

通常、3の段は3×9=27までしか習っていません。

1つ目のやり方は、3を12回たすことです。「なんだ? そんなことか?」と思われるかもしれませんが、これは、かけ算の意味を理解していなければ思いつくことができない方法です。実際、かけ算をたし算に置きかえて計算する考え方はコンピュータの世界でも使われてきたように、まさしくクリエイティブな発想です。

2つ目のやり方は、図を描くことで容易に発想できます。3×12は、3を12回たしたものですから、3を6回たしたもの(3×6)が2つあると考えることができます。つまり、次の図のように2つの3×6に分けて考えることができるのです。

3×6=18(さぶろく じゅうはち)なので、3×12は18+18=36となります。

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