「指示待ち部下」はAIに取って代わられる…!? これからの時代を生き抜くために“自分で考える力”を鍛える《数学脳》とは?
「数学には、答えが1つしかないからつまらない」という声をしばしば耳にしますが、それは大きな誤解です。確かに、3×5=□という計算問題の答えは15の1つしかありません。だからといって、「数学がつまらない」と思うのは間違っています。
なぜなら、私たちは他の誰かが作った「答えが1つの問題」を機械のように解くことに終始し、「数学を自分の頭で考える」という大切なことをしてこなかったからです。
上司の指示がなければ動けない人を「指示待ち部下」と呼ぶことがありますが、「答えが1つの問題」を機械的に解くことと「指示待ち部下」として働くことには共通点があります。
それは、「人から与えられたことをしている」ということです。両者には、自分の行動に主体性がないのです。

仕事に面白みが感じられないのは、「答えが1つの問題」を解くように、創造性が発揮できていないからかもしれません。「そうは言っても、給料をもらうためにしょうがない」と仕事を続けている人も多いでしょう。
しかし、この姿勢はよくありません。なぜなら、カタチの決まったルーティンワークは、やがてAIに置きかえられていくからです。
自分の頭で考える人は、何が違う?
「AI時代には、『人間にしかできない創造的な仕事』しか残らない」。このことは、皆さんも何度も耳にしてきたことでしょう。しかし、「これまでもコスト削減や品質改善を繰り返してきたので、今の会社には新しいことをする余地など残っていない」、「会社を支えている既存事業があるのに、それを壊して新しい事業に挑戦するのはリスクが大きすぎる」と感じる方もいるでしょう。創造的に働く機会などない、と。実際、現在の日本の会社では、そう感じる人が大多数かもしれません。
一方、新しいことに挑戦し、クリエイティブに活躍している人がいることも事実です。クリエイティブに活躍する人と、上司の指示どおりに働く人の違いは、果たして、どこにあるのでしょうか?
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