ネットとリアルをつなぐGoogleの戦略・担当者に聞く[前編]《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命》

--データの更新頻度はどれくらいでしょう。

最低1日1回。お店によっては、多いところだと1~2時間ぐらいに1回行っているところもある。ただ、そこまで在庫は大きく変動するわけではないので、変動した商品のデータだけを更新している。

--ローカルショッピングの構想はいつ頃できましたか。

日本では、09年夏に構想ができ、11年9月にサービスを始めた。アメリカはもう少し早く、モバイル版が10年頭で、デスクトップ版が10年末に公開。日本とアメリカは、最初は別々に動いていたが、10年の頭くらいに統合した。
 
 開発チームはアメリカに移った。日本にはオフラインの企業や商店に提携を呼びかける人間と技術的にサポートする者、オペレーションする者が残った。

--09年夏の構想のきっかけは何だったのでしょうか。

日本版の検索機能でもっと何か新しいことができるのではといろいろ模索し、検討していた。その1つがローカルショッピングだった。オンライン上にある情報はすでに検索できていたが、オフラインにある多くの情報は検索できない。
 
 「Google ブックス」では、本の情報を検索できるようにするために本をスキャンしている。同じような発想で、商品を入り口にしてオフラインのお店も検索できれば面白いのではないかと思った。
 
 政府が出していた国内市場規模を見るとEC化率はわずか3%だった。97%はオフライン。ここを検索できるようにすれば便利になると思った。

--最初に企業7社(東急ハンズ、西鉄ストア、阪急リテールズ(ブックファースト)、マツモトキヨシ、ヨドバシカメラ、良品計画[無印良品]、ローソンHMVエンタテイメントと連携してサービスを立ち上げましたね。

各業界1社ずつぐらいでお声がけさせていただいた。情報提供してもらうためにはそれなりのシステムが必要なため、大手企業から声をかけさせてもらった。Googleとすでに付き合いがあった企業から徐々に始めた。

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