専門医が指南する「腎臓病の予防」に効く【3つの生活習慣】…日頃の"筋肉量のチェック"も忘れずに!

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そして、入浴は急激な温度変化によって血圧が上昇し、重篤な心血管疾患を引き起こす可能性があります。とくに冬場はヒートショックの危険もあるため、脱衣所や浴室を暖めておくよう心がけましょう。

湯船につかる際は、心臓に遠い部分からかけ湯をしてから入ります。温度は38~40度程度のぬるめのお湯が最適で、首までつからずに、みぞおちあたりまでの半身浴にすれば、心臓にかかる圧力の負担を軽減できるでしょう。

湯船から上がるときも一気に出るのではなく、お風呂の縁に腰掛け、ゆっくりと段階的に出るようにしてください。入浴後の湯冷めも要注意です。

また、透析療法を受けた日の入浴は、針跡から細菌が侵入するリスクもあるため、湯船につからずにシャワーだけで済ませるようにしましょう。

(出所:『東北大学病院が開発した 弱った腎臓を自力で元気にする方法』より)

※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

睡眠環境が腎臓に与える影響とは

食事と同様に睡眠も生きていくうえでは欠かせないものです。健康な生活を送るためにはじゅうぶんな睡眠を確保することがとても大切で、良質な睡眠が心身ともに好影響を与えることはよく知られています。

睡眠には腎機能との関連性も無視できません。なぜなら睡眠の質が低い人は、人工透析に至るリスクが高いといわれているからです。

「夜中に何度も目が覚めてしまう」

「布団に入ってもなかなか寝つけない」

「寝起きが悪くて布団から出られなかったり、2度寝したりしてしまう」

「睡眠時間は確保できているのに日中も眠気が取れない」

こういったことに心当たりのある人は、睡眠の質が低いのかもしれません。良質な睡眠を得るために、次のような対策をとってみるといいでしょう。

①朝起きたら太陽の光を浴びる
②日中に適度な運動をする
③日中に眠くなったら軽い昼寝をする
④食事や飲酒は就寝の3時間前までに済ませる
⑤就寝前にテレビ、スマホ、パソコンの画面を見ない

また、適切な睡眠時間は7時間というデータもあります。

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