――大阪駅の商業施設がリニューアルしましたね。イメージがずいぶん変わりました。
大阪駅の商業施設はもともと百貨店(三越伊勢丹)とショッピングセンター(ルクア)という両輪でやっていました。今回、百貨店を新装開店したルクアイーレは、従来の百貨店よりも若い年齢層た対象ですが、従来のルクアよりは上の年齢層、30~40代の女性がメインターゲットです。
新たなテナントとしてファストファッションや蔦屋書店のような、今まで関西になかったお店もそろえています。もともと、単なる駅ではなく「街」にするというコンセプトだったので、賑わいの向上という点では順調に進んでいます。
大阪駅は単なる駅としての機能だけでなく、橋上駅の上にイベント広場も造りました。つまり、来て楽しんでもらう空間作りをしています。駅だけでなく駅と周辺を一体にして魅力ある駅作りをつねに模索しています。
古いものを残しながら造る
――周囲には阪急百貨店、阪神百貨店など競合店が多いです。
梅田は全国有数の商業激戦地です。ただ、最近は大阪駅の北側の開発が徐々に進んでいて、これからの梅田は大阪駅を中心にポテンシャルが向上すると期待しています。
――10年前くらいまでの駅ビルには「ダサい」というイメージがありました。でも京都駅のようにJR西日本は早くから開発を進めていましたね。
京都駅は建都1200年記念事業ということで総力を挙げて開発しました。入居しているホテルは「グランヴィア京都」という、当社のフラッグシップホテルだし、京都伊勢丹も京都のみなさんに非常に支持されるお店になりました。京都駅ビルは当社にとって関連事業のコアといえる存在です。
今の駅ビルはコンペによってできました。大階段があり、使いづらい部分が残っていたりするものの、逆にそういった造りがお客様にとっては珍しいようで、お越しいただけています。古いものを残しつつ、新しいものを造るのが京都の文化。造ったものを単に壊していくということは繰り返しません。だから京都の駅ビルをいかに後世に残していくかが当社の使命だと考えています。
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