西武HDは、どうして観光列車を走らせるのか

女子鉄アナが経営戦略室長に直撃

西武ホールディングス経営戦略室長の原田武夫さんと女子鉄アナの久野知美さん(撮影:尾形文繋)
鉄道会社の“今”を、経営面から切り込みお届けする、女子鉄アナウンサーの久野知美の連載コラム第2弾。
今回は、久野の活動拠点である関東の私鉄に注目!中でも、通勤路線に観光列車を走らせるニュースで話題を呼んでいる「西武ホールディングス」。かつてテレビ朝日の番組「激論!どっちマニア!!」で西武鉄道マニアとして出演し、FM NACK5「スギテツのGRAND NACK RAIL ROAD」企画レポートなどでも久野が個人的に追い続けている鉄道会社です。「西武の動きの早さについていけない…!?」。 そんな一鉄道ファンとしての気持ちを、西武ホールディングスの経営戦略室長・原田武夫さんに、めいっぱいぶつけてきました!

ホテルレジャー需要が好調 

この連載の過去記事はこちら

――先日、「品川再開発」に4000億円を投じるというニュースがネットに流れていましたね。

びっくりしました。計画は何も決まっていなくて4000億円という金額ありきではないんです。でもそれだけ大きいポテンシャルを持っているグループだとお考えいただければ、と思います。当社は鉄道を中心とした都市交通部門、プリンスホテルを中心とした日本最大級のホテルレジャー部門、それと不動産部門の3つをうまく組み合わせた企業体です。2014年度の売り上げ構成は、都市交通が29.5%、ホテルレジャー33.2%、不動産9.2%です。

それ以外の「その他事業」には建設、グループ会社の伊豆箱根鉄道や近江鉄道などが入ります。乗られたことはありますか?

――もちろんあります。近江鉄道さんに行くと、「あれ、西武さんに来た」みたいな気持ちになります。

そうですか(笑)。一方、利益ベースの事業構成になりますと都市交通が45.5%、ホテルレジャー20.8%、不動産29%です。足元ではインバウンドを中心として、ホテルの宿泊の需要が盛り上がっています。今期はホテルレジャー事業の比率がもう少し増えてきそうです。

次ページ上場を機に成長戦略が加速
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