西武HDは、どうして観光列車を走らせるのか

女子鉄アナが経営戦略室長に直撃

西武鉄道マニアでもある久野アナ(撮影:尾形文繋)

――それでは最後に、西武さんにおけるインバウンドに対する取り組みをもう少し詳しく聞かせてください。

やっぱり秩父、川越ですね。まず知っていただくのが重要ですが、その意味でプリンスホテルがきっかけになります。プリンスホテルから秩父、川越。それ以外なら伊豆箱根鉄道が箱根、あと世界遺産で盛り上がっている駿豆線の韮山……。注目される施設がいろいろあります。

そういった意味では私どもは足も、泊まる手段も揃っています。あとは、それをうまく活用していただけるような商品作り、きっかけ作りを提供していくかだと思います。情報発信はきちんとやっていかなきゃいけないと感じています。

次世代レッドアローはどうするか

――レッドアロー号に乗っている外国人客の比率が、2020年に向けてどんどん増えていきますね。

そういう意味ではレッドアローも93年の登場からだいぶ時間が経ってきました。「次をどうするか」とそろそろ考えなきゃいけない時期です。そういう面もちょっとご期待いただければなあと思います。

――そうなると、新車導入の際の、現行車両の譲渡先も気になります。インバウンド対策と併せて、富山地方鉄道とのやりとりにも注目させて頂きます(笑)。

インタビューを終えて 「来年からのスタートダッシュが楽しみ」
秩父や川越を含めた観光地だけではなく、所沢に池袋、さらには新宿といった都市を繋ぐポテンシャルの高い沿線に、日本を代表する高級ホテル事業を持つ。グループとしての成長が2020年に向けて右肩上がりになる感触と勢いを感じました。特に、関東の鉄道会社のなかでは、東武鉄道のスカイツリートレイン以来の本格観光列車に来春着手するというのは期待が膨らみます。国内外のリピーターを生むブランド戦略が大きく広がるためにも、来年からのスタートダッシュが楽しみです! 

 

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