JR山手線8時間不通「停電トラブル」何が起きたか ラッシュを直撃、25年には「パンタグラフ破損」も
東京都心を一周する山手線と、都心を縦断して埼玉と神奈川を結ぶ京浜東北線。1月16日、通勤通学を支える「2つの大動脈」が始発から昼過ぎまで8時間以上にわたって不通となり、朝ラッシュ時の交通が大きく混乱した。
両線が長時間不通となった理由は「停電」。JR東日本によると、深夜の駅工事のために止めていた、電車に電気を供給する架線への送電を再開した際に不具合が起きたことが原因という。山手線では2025年5月にも、架線の異常で電車のパンタグラフが大量に損傷し、深夜から翌朝のラッシュ時にかけて運転を見合わせるトラブルがあった。今回は何が起きたのか。
夜間工事後に送電できず
JR東日本によると、停電が発生したのは16日の午前3時50分ごろ。深夜に田町駅で行っていた駅改良工事で、大型のクレーンによる資材搬入のために止めていた架線への送電を、始発電車の運転に向け再開しようとした際に異常が起きた。
田町駅では現在、線路の上で自由通路を拡幅するための工事を行っている。JR東日本によると、クレーンによる資材の搬入作業は2023年4月から開始した。
現在も原因は調査中だが、停電トラブルの発生に関係しているとみられるのは「検電接地装置」と呼ばれる、工事中の安全を確保するための装置だ。


















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