女子鉄アナ、JR西日本の経営戦略を直撃!

観光列車に注力するのは、なぜなのか

「いいもの探県隊」で山陰の特産物を発信

――在来線では観光列車も走らせていますね。

観光列車そのものというよりも、観光列車でその地域を楽しんでいただくのが目的です。車窓からの風景、食事、快適な車両をパッケージにして提供していきたい。多くのお客様にご利用いただくことで地域が活性化すればと考えています。

山陰では「山陰いいもの探県隊」という探検隊を作りました。当社の松江支店長が地域の特産物を掘り起こして、地域の内外に発信するという涙ぐましい努力をしています。

――私はトワイライトエクスプレスが大好きで、今年2月に2泊3日で運行したときに偶然にも乗り合わせておりました。そのときは、こちらが逆に心配になるほど、手厚いおもてなしとサービスでした。2017年にデビューする「トワイライトエクスプレス瑞風」の位置づけはどういったものになるのでしょうか。赤字事業ということはないですよね

実は、まだ料金を決めていないのです。というよりも、この列車単独ではなく、全体の中でどのような位置づけになるのかを考えています。駅に降りていただいて、その土地の特産物が全国ブランドになったり、この列車には乗れないけれども、お客様がその地域に集まっていただけるといったようなことを考えています。

取材を終えて 「“おせっかい”なJR西日本!」
JR西日本さんは、グループとして関西気質な褒め言葉としての“おせっかい”という言葉が良く似合います。何よりも安心・安全を第一という言葉を繰り返されていたのも印象的でした。北陸新幹線に加えて「トワイライトエクスプレス瑞風」、「花嫁のれん」、「べるもんた」などの観光列車での国内需要の拡大と、京都を抱える鉄道会社だからこそのインバウンドのさらなる成長も楽しみです。

 

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