Snapchatの魅力、オジサンに理解できるか 30代以上には理解不能?

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「マーケターとして、われわれは最新のプロダクツやテクノロジーに習熟しておかねばならない」と、ヒュージのソーシャル・ディレクターであるジョー・マカフィー氏は語る。「ソーシャルチームの全員が、すべてのプラットフォームの専門家になることを期待している」。

BBDOニューヨークでは、この夏にユニークなゲームに興じた。オフィスの全員を「Snapchat」に精通させようと、日々の日課に組み込ませたのだ。「Snapchat」の24時間消えない「ストーリーズ機能」を使って、毎日異なるお題に関する体験談やエピソードを投稿する試験を実施。このテストには100人超の従業員が参加し、最終的に「BBDOストーリーズ」と呼ばれた1本のハイライト映像にまとめあげられた。

「新しいテクノロジーで絶えず戦い、自分たちのカルチャーの一部とさせるのは重要だ」と、BBDOのインテグレーテッドプロダクション部門のディレクターを務めるデビッド・ロルフ氏は話す。「これほど多くの人が使いこなしているのに、われわれ自身が専門家でなかったらどうなってしまうのだろう。研修して学び、そこから得た知識やノウハウをクライアントにお届けするべきではないか」

どんなプラットフォームも使いこなす

「Snapchat」だけが牽引役ではないかもしれない。だが、さまざまなタッチポイントを統合したキャンペーンを視野に入れるクライアントにとって、大きな判断材料になるという点では、各社の役員は同意している。

たとえば、オムニコムグループのクリエイティブエージェンシーDDB。位置情報によるフィルタリングしたコンテンツなどを制作する「ソーシャルコンテンツ開発」では、社内のクリエイティブチームの役割を拡張した。また、メカニズム(Mekanism)のようなエージェンシーが、ソーシャルメディア動画を扱うベンチャーであるエピック・シグナル(Epic Signal)を買収したのも、こうした理由による。

しかし、「Snapchat」への一点張りではなさそうだ。「『Snapchat』は、メディアムーブメントの一部である。そう認識しておくのが大事だ」と、ハヴァスのソーシャルマーケティング担当ディレクターであるラリー・ラック氏は語った。「プラットフォームに盛衰はつきものだ。だから1つのプラットフォームにすべてを賭けるつもりなら、『そんなことで大丈夫か?』という話になるだろう」

Tanya Dua(原文 / 訳:南如水)

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DIGIDAY[日本版]編集部

2015年9月1日にローンチした「DIGIDAY[日本版]」を運営。同サイトでは米「DIGIDAY」が日々配信する最新のデジタルマーケティング情報をいち早く翻訳して掲載するほか、日本国内の動向についてもオリジナル記事を配信している。メディアジーンが運営

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