現場は背の高いパネルで覆われ、地元出身の漫画家・高橋陽一さんの描いた「キャプテン翼」の表紙絵が貼り出されている。
せんべろの聖地として知られた駅の北側一帯に、かつての面影は一切ない。ただし南側一帯には昔のままの商店街が残っている。
ここも数年以内に本格的な工事が始まるので、シャッターを下ろす店舗が目立つのだが、実はまだまだ元気に営業する店もある。
まだ間に合う「京成立石のちょっといいところ」
筆者が学生だった頃のことだから、もう30年も前の話だけれど、のんべえたちの集まるこの地域を歩いたことがある。今回、同じ場所をぐるりと巡ってみた。
残念ながらかつての面影はない。しかし「残念ながら」の思いは、よそ者の無責任な感情であって、地元の選んだ未来の形を否定するつもりもない。線路を渡って南口に行ってみると、駅前から2つ並んだ「立石駅通り商店街」と「立石仲見世」は健在だった。


















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