パートナーから「今日、忙しい?」と聞かれたら、なんて返す? コミュ力の高い人は行間を読むのが上手い ”対人読解力”のイロハとは
男性脳タイプは、女性脳タイプが論理的な正しさを求めていないことに気づく必要があります。
一方で、女性脳タイプは「男性脳タイプは、良かれと思って解決策を示してくれている」ことを理解していれば、イラッとする気持ちを抑えることができるでしょう。
もちろん、「男性脳・女性脳」の考え方にとらわれすぎることも良くありません。
「知識のひとつ」として頭の片隅に入れておきながら、よく相手を観察し、それぞれの性格やその場の文脈、非言語情報、微細な気持ちなどを汲み取ることが重要です。
対人読解では相手の劣等感を察知せよ
人と信頼関係を築くためには、「相手が嫌だと思うことは言わない」という極めてシンプルな原則を守る必要があります。
「嫌だと思うこと」の根っこには、ほとんどの場合、劣等感(コンプレックス)があります。
身体的な特徴から学歴や職歴、離婚歴、収入に至るまで、劣等感の種類はさまざまです。
劣等感は、他者との比較や自己評価の低さから生まれるもので、そこを突かれることで、引け目や恥ずかしさを感じたり、怒りを覚えたりする人もいます。
このような感情は、普段は隠されていますが、こちらの言動や態度により表面化することがよくあります。
劣等感を持つ人は、無意識のうちにその部分に触れられることを避けようとする傾向があります。
この「避ける行動」に注目することが、地雷を踏まないための第一歩です。
一例を挙げましょう。AさんとBさんは次のような話をしました。
Aさん:「先日、藤田さんのご家族にお会いしたんですけど、親子関係が本当にすばらしくて理想的だなあ、とうらやましく思っちゃいました」
Bさん:「そうなんだあ。ところで、この後どうする?」
「うらやましく思った」と素直に言えるAさんは、おそらく家族や親子関係に(物足りなさは感じていたとしても)劣等感を抱いてはいないでしょう。
一方、「藤田さんご家族」の話に興味がなさそうで、話題を逸らそうとするBさんは、もしかすると、親子関係に何かしらの劣等感を抱いているかもしれません。
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