ゲームの制作や、サウンド作品の制作…お堅い学問だけではない!「東大の授業」はこんなにも面白かった

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東大1年生 教養学部
東京大学(写真: haku / PIXTA)
東大1年生向けの授業や演習には、東大式の教養の真髄が詰まっています。このエッセンスを解説したのが、『東大1年生が学んでいること』(東大カルぺ・ディエム著)。カルペ・ディエムの西岡壱誠さんが東大生の授業についてお話しします。

東大には意外な講義がたくさんある

東大といえば、日本で偏差値トップの大学です。きっと頭のいい学生たちが、机に向かって黙々と勉強しているんだろう……そう思われるかもしれません。

しかし、実は東大のシラバスを見てみると、意外な名前の講義がたくさんあります。そのうち2つご紹介します。

まずご紹介するのが「ゲームデザイン論」です。筆者は1年生のときに受講しました。

この講義の最大のテーマは、人類にとっての「あそび」とは何かを考えることです。前半6回の講義ではさまざまなゲスト講師が招聘され、それぞれの専門の観点から「あそび」について講義が行われます。

ある回では、さまざまな「あそび」が時代や地域をまたいでどのように関わり合っているのかを考察する、という講義が行われました。

昔から人類は、「あそび」を通じて相互の関係を深めてきました。日本だったら「かけっこ」や「けん玉」などが伝統的な「あそび」として挙げられます。海外でも「ドミノ」や、「かくれんぼ」、あるいは「クリケット」など、多種多様な「あそび」が生み出されてきました。

現代では「あそび」と先端技術がリンクし、電子ゲームが流行しています。そういった時代の流れがあることを教わります。

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