任天堂、スイッチ2を国内限定仕様に。現行モデルで50時間以上のプレイ実績など、予約抽選申し込みのハードルを上げて転売対策

なお、スイッチ2は多言語対応版も販売予定で、こちらの価格は6万9980円(税込)となる。449.99ドルにほぼ近い価格である。日本限定バージョンのみ安いわけだ。
旧スイッチ発表時はリージョンロックがないことをアピールしていたことからわかるように、本来であればそれはあまり好ましくないものだ。海外でしか販売されていないゲームを遊びたい場合はリージョンロックが邪魔になるし、ユーザーは購入した商品をある程度は自由に使えたほうがいいだろう。
ただし、今回のリージョンロックには歓迎する声も多い。複雑な現状をなんとかするにはこれがベターな方法だからだ。
任天堂は抽選販売もより厳格に対応

日本限定版をメインで販売すれば、スイッチ2の海外への流出を防ぐことができる。日本以外の地域ではあまり役に立たないからだ。
もちろんスイッチ2は日本国内だけでもかなりの人気があると考えられるので、日本国内での転売が一切なくなるとも考えづらい。ただし、任天堂は自社ECサイト「マイニンテンドーストア」にて、これに関しても対策を講じている。
マイニンテンドーストアではスイッチ2の抽選販売が行われるのだが、その条件は次のようなものになる。
要するに、スイッチ2の情報が発表されるまでにある程度は旧スイッチを遊んでおり、同時にサブスクリプションサービスである「Nintendo Switch Online」に加入している人だけが抽選に参加できるのである。
なお、ほかのECサイトではこういった条件は存在しないようなので、条件を満たすアカウントがない人はそちらから購入する形になる。
こういったプレイ履歴を元にした審査があれば、転売目的での購入はかなり難しくなる。仮にできたとしても複数での応募はできないわけで、ある程度の効果は見込めるわけだ。もちろん、転売しないのに条件を満たせない人も出てきてしまうのだが。
前述のように、家庭用ゲーム機の転売は大きな問題である。任天堂にとっても、転売する側にスイッチ2の在庫が集まって、ゲームソフトが売れなかったり普及が遅れるのは大きな痛手となるだろう。日本の現状を鑑みると同時に転売に対策した見事な一手といえる。
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