泉房穂氏の爆弾発言で"仁義なき戦い"が勃発、参院「兵庫県選挙区」が《日本一の激戦区》になる理由

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ただ、同氏が会見の中で、出馬理由について「魅力的な政党がない」と語ったことが事態の暗転につながった。関係者からの批判に慌てた泉氏は、翌日に自身のX(旧ツイッター)で「『魅力的な政党がない』との部分を撤回し、お詫びする。魅力的な政党はあり、極めて不適切な表現だった」と陳謝した。

これに対しすぐさま、弁護士同期として同氏との交流が長い元大阪市長の橋下徹氏が自身のXを更新。「魅力がないと言われた立憲・国民が怒りモード。早速、立憲・国民に頭を下げる。立憲や国民の支援など受けずに1人で勝負せんかい! 既にこんなのなら当選してもなんもでけんわ。こんな人物が政権なんて獲れるわけないし、国会議員の誰も付いていかん」などと泉氏への猛批判を展開した。

橋下氏の批判の背景には、自民党の西村康稔氏と同選挙区で一騎打ちとなる衆議院選挙ではなく、参院選への出馬を表明したことがある。3月24日の関西ローカルのテレビ番組にリモート出演した際、橋下氏は「政治評論家として言わせてもらうと、政治的に見れば、今回の立候補は非常に卑怯でずるいと思う」などと非難した。

その理由について「泉さんは政権交代を目指すと言っている。それを実行しようと思ったら、政権をとらないといけない」と指摘。続けて、「(衆院小選挙区のライバルは)西村さんで、泉さんは勝負を避けている。今まで小選挙区で1度も西村さんに勝ったことがない(からだ)」と踏み込んだ。

自民党派閥裏金事件を受けて昨秋の衆院選を非公認で戦い当選した西村康稔氏との“対決回避”を挙げ、「政権交代やるなら、衆議院の席取らなきゃダメ。(西村氏打倒は)他人に任せ、自分はメディアで名前売って、一番当選しやすい参議院に手を上げたのは、国会議員になりたいだけなのかと思ってしまう」と断じた。

「共同代表打診」めぐる玉木氏との認識の違いも

この橋下氏による泉氏への攻撃と同時に進行したのが、泉氏の言動をめぐる国民民主党・玉木雄一郎代表との“政治的バトル”だ。

一連の騒動の最中、3月27日に泉氏が自身のXで「2023年7月に玉木氏から国民民主の共同代表の就任を打診されたが断った」と暴露したうえで、その理由について「自公与党との連立を前提にした話だったので、与党の延命に手を貸すようなことはしたくなかった」などと書き込んだ。

これに対し、玉木氏は翌28日に自身のXで、「2年前に(泉氏と)神戸で会い、兵庫9区での出馬の可能性を確認したことは事実」と事実関係の一部は認めたうえで、「『国民民主党は連立に入った方がいい』というのは、むしろ泉さんの方からアドバイスされた」と認識の違いを強調した。

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