「背脂高騰がキツイ…そうだ、むしろもっと乗せよう!」 値上げが限界を迎えた背脂ラーメンの名店の店主が取った"意外な打開策"

✎ 1〜 ✎ 91 ✎ 92 ✎ 93 ✎ 94
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
平太周 爆爆盛焼油脂麺
背脂の高騰に直面した「平太周」。意外な打開策とは?(筆者撮影)
この記事の画像を見る(8枚)

品川区大崎に本店を構える「平太周」。屋台で生まれ、かつて環七通りで一世を風靡した背脂ラーメンを継承し進化させた超有名店だ。

平太周 神保町店
平太周 神保町店。今、背脂ラーメンはリバイバルブーム的に注目を集めている(筆者撮影)

2003年の創業だが、昭和感あふれるノスタルジックなラーメンが注目を集めるのと同時に、背脂ラーメンもリバイバルブーム的に再び注目を集め、「平太周」も神保町店、早稲田店、吉祥寺店とお店を展開しつつある。

背脂を二度掛けした濃厚豚骨醤油の「らーめん」と、極太麺2玉の麺に濃厚なタレと背脂をたっぷりと振りかけた油そば「爆盛油脂麺(ばくもりあぶらあぶらめん)」の二枚看板で大人気だ。

筆者も「平太周」の大ファンで、神保町店によく通っているが、いつも行列で繁盛している。

背脂の価格が以前の4倍に

店舗展開やお店の行列を見ると順風満帆に見える「平太周」も実はピンチを迎えていた。それは原価率の問題である。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事