多くの外国人の友人を持ち、インバウンドの経済効果をよく理解し、彼らへの偏見は少ないと自負していた私でしたが、そんなせせこましいことを考えてしまう自分が嫌になります。
先日、京都でこんな経験をしました。
新幹線を降りたばかりの外国人男性が、プラットホーム上に設置された安全柵の乗降口の真ん中で立ち止まり、その扉が閉められなくなっていたのです。
「どいてください」というアナウンスがわからないようで、動こうとしません。
「You gotta move!」(動かなきゃダメ!)
私はとっさに「You gotta move!」(動かなきゃダメ!)と叫んでしまいました。すると彼は「Oh, I’m sorry! Thank you!」(ごめんなさい。ありがとう)と丁寧に謝罪と礼を述べ、すぐに動きました。
その後、京都駅からバスに乗り、最後列の座席に座ったのですが、今度は、隣りの東南アジア系男性が大きな声で、携帯電話で話し始めました。さらに「ピコンピコン」と音量マックスの通知音でメッセージが何度も入ってきます。
あまりにうるさいので、「Can you turn down the volume a bit?」(音量をもう少しさげてもらえません?)という言葉が思わず、口から出てしまいました。
すると、男性は「Oh, I am very sorry!」と新幹線のときと同じように、本当に申し訳なさそうに、謝ってきました。
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