更年期をウエイトトレーニングで吹き飛ばす!女性を健康に保つ「50歳からの筋トレ」のススメ

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ただしこのとき、もし調子が上がってきたとしても、意気込みすぎないことも大事です。更年期特有の重だるさは自律神経の不調が原因の場合が多く、交感神経が優位に働いて気持ちが高揚しすぎると、「もっとやれる」とやりすぎてしまうのです。ここでやりすぎればそのあとに強い疲労感が出て、さらにリズムを崩してしまうことがあります。

ストレッチであれば長めにやってもOKですが、トレーニングにかける時間はいつもより短めに設定し、それを超えないようにしてくださいね。

「シーテッド・ロウイング」

今回は、マシンを使って背中の「僧帽筋」を鍛える「シーテッド・ロウイング」のやり方を解説しましょう。

シーテッド・ロウイング
(『女性のための50歳からの筋トレ入門』P.88-89)
僧帽筋
(『女性のための50歳からの筋トレ入門』P.88-89)
『女性のための50歳からの筋トレ入門』
『女性のための50歳からの筋トレ入門』(かんき出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

僧帽筋は上部・中部・下部に分けられます。一般的に知られている僧帽筋は上部(肩に分類)です。

対して、鍛えづらく弱くなりやすい下部の筋肉は、姿勢を正したり、肩の動きを正常に保ったりするのに役立ちます。

この種目では、肩甲骨を下方に寄せるように引き、下部にもしっかり刺激が入るようにトレーニングしましょう。

<引くとき>
肩甲骨を背中の中央下側に寄せるのが目標。前にパッドがある場合は、みぞおちをパッドに押し付けながら、肩をうしろに向けるイメージで肘を引く。
<戻すとき>
肩甲骨が開くのを意識しながら戻す。
フォーム練習
(『女性のための50歳からの筋トレ入門』P.90-91)

憂鬱になりがちな更年期も、トレーニングを通じてポジティブに乗り切りましょう。

西本 朱希 プロトレーナー

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にしもと あき / Aki Nishimoto

元アジア&全日本ボディビル(女子)チャンピオン。日本女子体育大学卒業後、練馬区地方公務員主事として、健康づくりや介護予防を中心とした運動教室・運動個別相談などを受け持ち、「家で簡単にできる筋トレ教室」などの実技指導・講師を担当。98年にはアジア女子ボディビル選手権大会ヘビー級優勝、99年、04~09年には全日本ボディビル選手権大会女子の部で優勝する。05年、過去に空手を諦めるきっかけとなった膝の怪我から、ボディビルで優勝するまで自分を立ち直らせてくれた“ウエイトトレーニング”を教える仕事に就くために公務員を退職。専門学校講師・各種セミナー開催・パーソナルトレーニング指導など、フリーでの活動を始める。
『ちゃんとキレイにヤセたくて。』(細川貂々/幻冬舎)にてダイエット指導の情報を提供。

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