更年期をウエイトトレーニングで吹き飛ばす!女性を健康に保つ「50歳からの筋トレ」のススメ
さらに、ウエイトトレーニングは骨粗鬆症(こつそしょうしょう)予防にも非常に有効です。骨を強く保つには、骨に対して縦方向の負荷をかけることが必要であり、ウエイトトレーニングで重い負荷を持つことは、それだけでも脚や背骨などの骨を強くするいい刺激となります。
トレーニングでポジティブな気分に
50歳前後に迎える更年期。身体の変調が次々と始まるため、健康についての不安が急に高まり、情緒も不安定になります。人によっては家に引きこもる時間が長くなり、それが筋力や骨密度の低下を招きます。
年齢とともに弱くなった関節を支える筋力が低下すれば、関節のこわばりによる痛みも出てきます。これがさらに動かなくなる原因をつくり、身体の衰えを加速させます。
私自身も更年期障害を経験しています。母親の最期を見送る1年間に体重を激減させてしまい、突然閉経を迎えてしまったのです。するとその途端にさまざまな身体の変調が表れ出し、瞬時には心身を適応させられませんでした。
健康的な生活を送る努力をしてきた私にとって、これは完全に想定外の状況。悲観的な考えしか持てなくなり、仕事以外は家に引きこもろうかと悩んだほどです。
しかしながら、ただでさえ生活リズムを崩しやすいこの時期に、身体を鍛えるという習慣まで怠ってしまえば、むしろ症状の悪化や新たな生活習慣病を招く原因にもなります。
トレーニングを止めていい方向に転がることはないことはわかっていたので、トレーニングルーチンは絶対に変えてはいけないと、自分に言い聞かせました。
ジムでトレーニングをしていると、鏡に映ったトレーニングを頑張っている自分の姿と向き合うことになります。こんな時期でもトレーニングは気分を高揚させ、家での悲観的な自分とは別人の、ポジティブでかっこいい人間に見えてくるのです。「自分の努力で、筋肉を進化させ続けている!」と、自分を肯定できる状況もつくることができました。
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