あなたの資料、「カッコイイけど内容はペラペラ」と言われていませんか?中身勝負の≪筋肉質な資料の作り方≫を凄腕ITコンサルが紹介
結果として、長い文章は、「書くほうもつらい・読むほうもつらい」ということになりがちです。
文章ならではの難しさを解消する2つのワザ
この、文章ならではの難しさを解消するためにITコンサルが駆使しているのが、
・箇条書き
・体言止め
です。この2つのワザを使うことで、最低限の言葉で情報を伝えられるようになるため、手間も時間も省略することができます。
例えば、人事部に配属されたあなたが、新たな取り組みの案をリーダーにレビューしてもらうとして、この2つのワザを駆使して書くと次のようになります。
【課題】離職率の増加(ⅩⅩ%増)
【対策】タレントマネジメントシステムの導入
①スキル可視化→配属の見直し、②モデルケース定義→個人目標の明確化
このメールで言いたいのは、「離職率が増加しているので、システムを活用することで社員の満足度を上げていこうという試み」の提案ですね。具体的には、「社員一人ひとりのスキルと、配属先に求められるスキルを可視化することで、スキルのミスマッチを防ぐ手立てとする」ということです。さらに、「モデルケース定義」とあることから、「社員が将来、どのような人物像を目指すといいかというイメージが明確になり、仕事に対するモチベーションを上げる」という効果が期待されます。
箇条書きの少ない文字からでも、ここまでの内容を読み解くことができるのです。そう考えると、長い文章を、時間をかけてつくるのはもったいないと思いませんか? 文章もきれいで丁寧な「見た目」よりも、筋肉質で要点のみを凝縮した「中身」にこだわるほうが、はるかに短時間でアウトプットを出せるはずです。
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