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丁寧で体裁がきちんと整っていることよりも、中身がしっかり考え抜かれているほうが、信頼も勝ち取れるものなのです。

実力不足のときに印象を気にしている場合ではない

【実践②】「印象のよさ」よりも「成果を出せる人」であることを重視する

仕事の中には、自分の実力ではまったく歯が立たないものもあります。私もこの仕事に就いて約20年になりますが、いまだに多く遭遇します。

このように、自分の持っている知識やスキルでは成果を出せない状況ならば、誰かに聞くしかありません。

「こんなことを聞いたら、相手にどう思われるかな?」

「質問が多くてうんざりされているかな?」

「初歩的なことを聞かれていると思われないかな?」

「せっかちだと思われてしまわないかな?」

などの印象(見た目)を気にしている場合ではないのです。

急いでいるのに返信がなければ「お忙しいと思いますが返信いただけるとうれしいです」などと添えて、しつこくリマインドするべきです。切羽詰まっているのであれば、成果を出すために嫌がられることを気にせず、なりふり構わずにどんどん聞きましょう。必死な気持ちを伝え続ければ、必ず聞いてくれるはずです。

【実践③】文章はできるだけ箇条書きで書く

みなさんは、長い文章を丁寧に書くのに四苦八苦していないでしょうか。メールも資料も、文章ひとつ組み立てるだけでもけっこう骨が折れる作業です。主語・述語の対応に注意しながら、文末もですます調に統一しなければなりません。接続詞を使う場合は、文章同士の整合性を確認しなければなりません。文章が長くなると、書いている自分でも何を言いたいかわからなくなることさえあります。

こうして礼儀を重んじて苦労してつくった文章も、長ければ長いほど、読むほうは頭を使わなければなりません。

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