《「キャッチボールはしてない」とタモリが形容》自由すぎる番組『ザワつく!金曜日』が、【石原良純の“放送事故”】をそのまま流したワケ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「私個人としては、19時台の番組としては非常に尖っているなというふうに思っています。ほとんどカットしないで、ハプニングもトラブルもすべて放送しているバラエティー番組はあまりありません。編集しているディレクターから『これ放送していいですかね』と相談されたときも、笑えるものならば『これも全部使おうよ』としてきました。

そのような制作手法でも、大炎上することはほぼないですね。メイン視聴者層がSNSを熱心にやられている皆さんではないというのも大きいかもしれませんが、3人が無茶なことを言っても“そういう人たち”だと個性として受け止めてくださっています」

「この人だから」という企画にこだわりたい

ヒットを作り上げた、この『ザワつく』ならではの制作スタイルだが、他の番組で流用することはないという。

「制作手法は、ターゲット層や内容に合わせて使い分けています。番組ごとに、テレビの前にいる人がどういう人なのか思いをめぐらせながら制作しています。出演者のキャラクター性や良い部分をどこまで引き出せるかを第一に考えていますね。企画が先に立っていて『司会者は誰でもいいよね』という成立の仕方もあると思うのですが、それはなるべく避けるようにしている。『この人だから、この企画をやるんだ』という部分にはこだわりたいです」

現在、テレビ朝日のコンテンツ編成局で制作部長という立場にある寺田さん。テレビ界の現状にも危機感を持っている。

「テレビというメディア自体がパワーダウンしている傾向が強くて、広告費もネットに抜かれてから何年も経っています。とはいえ、やはりテレビの力は強大です。テレビを廃れさせないために『ザワつく』のような人気番組を1つでも多く作っていきたい。そして、今後は番組を通じて新しいIPやエンタメの創出をすることが肝だと思っています。そういったものがどんどん生み出される環境作りもしていきたいですね」

長年、幅広い番組を手掛けてきた寺田さんの制作手法は、視聴者層や時間帯などに合わせていく合理主義的なものでもある。その中でどうエッジを利かせるかが、「寺田マジック」でもあり、新しさにつながっていた。『ザワつく』の成功は、結果と内容が求められているテレビマンたちの希望と指標になっている。

◎もっと読む:なぜ今、《ザワつく!金曜日》が老若男女に見られているのか? 「大晦日にいちばん見られた民放番組」「年間平均視聴率1位」快挙のナゾ

ジャスト日本 ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

じゃすとにほん / Just Nihon

ライター、プロレス考察家。1980年福岡県出身、和歌山県在住。プロレスからビジネスジャンルまで、幅広く執筆活動を展開。現在アメブロで「ジャスト日本のプロレス考察日誌」を更新中。 著書に「俺達が愛するプロレスラー劇場 Vol.1」(ごきげんビジネス出版)「インディペンデント・ブルース」「プロレス喧嘩マッチ伝説」(いずれも彩図社)ほか多数。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事