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キャリア・教育 #「し過ぎない」練習

「人に頼るのはいいが、頼り過ぎてはいけない」けれど、その塩梅はどうやって見分ける? 禅僧が教える「ちょうどよい頼り方」のポイント

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  • 枡野 俊明 「禅の庭」庭園デザイナー、僧侶
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裏千家茶道の団体は「淡交会」といいます。これも、何ごとにも執着せず、淡々としてあたかも水が流れるように、どんなときでも感情に流されない平常心の交わりを意味しているそうです。

「茶禅一味」の精神を根本とし、「みなさん、茶道を通じて平常心を学び、親しくなりましょう」ということを示唆していると読み取れます。

プライベートな話題には深入りしない

具体的な「淡交」の実践方法としては、会話のなかで“境界線”を意識するとよいでしょう。

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趣味や仕事の話題を中心に会話を進め、共通の話題を大切にします。プライベートな話題には深入りしないようにします。

相手がプライベートな話を自然に話しだしたときだけ傾聴に徹して、自分自身のプライベートもオープンにし過ぎないことです。そうすることで、お互いのプライバシーを尊重する姿勢を示すことができます。

仏教の根本的な教えの一つに「中道(ちゅうどう)」があります。極端を避け、調和を大切にする生き方のことです。

たとえば家庭内の問題に対して、過度に踏み込むのも、まったく関心を持たないのも極端な態度です。適切な距離感を保ちつつ、相手を見守る姿勢が中道にかなっています。

人づき合いは、濃すぎても薄すぎても長続きしません。極端を避けバランスを大切にしながら、お互いに尊重し合う関係を目指しましょう。

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