「失礼ながら、あれは…」 目の前に現れたお見合い相手に男性が困惑したワケ。婚活で写真を重視しない男女ほどゴールが遠いことに気付かない

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婚活アプリの場合は、“いいね”をもらい、“いいね”を返すと、2人のチャットがつながって、そこから2人の関係がスタートする。チャットのやり取りで、“この相手は違う”と思ったら、実際に会うことはなく、関係は終了する。

結婚相談所でのお見合いは、申し込みを行い、相手がそれを受諾することで成立する。お見合いが成立すると、対面またはオンラインで必ず実施をされる。

そのため、申し込まれた相手がお見合いを受けるかどうかの判断基準は、経歴や年収、居住地域といった条件だけではなく、PR文章から伝わる人柄も重要な要素となる。

さちこ(37歳、仮名)は、お相手選びをするときに、プロフィールにPR文章が書かれている人を選んでいる。

「PR文章がない人は、どんな方なのかわからないし、その文章がどう書かれているかでも、その方のお人柄を感じることができますよね」

新しい始まりの予感が胸を満たす

PR文章は、「明るい家庭を築きたいです。よろしくお願いします」というような短すぎるものは意味がない。かといって、仕事、趣味、理想の結婚生活について、細かく詳しく長く書きすぎるのも、“神経質な性格の人”だという印象を与える。

「婚活を始めた動機」や「仕事について」「自身の性格について」「趣味」「休日の過ごし方」「どんな結婚生活が理想か」などを、それぞれ100字〜200字程度でまとめるとよい。

ここで注意したいのは、叙情的な文章にしないことだ。例えは、こんなことが書かれていたらどうだろう。

〈桜がほころび始め、新しい始まりの予感が胸を満たします。この季節の息吹に背中を押され、私は婚活をスタートさせることにしました〉
〈大地はあなた、種は私。出会いが芽吹かせる奇跡の花を、2人で大切に育てていけたらと思います〉
〈家庭というオーケストラのなかで、互いの音色を響かせ、優しくあたたかなハーモニーを奏でる日々を夢見ています〉

叙情的な文章は、書き手の感情や価値観に強く依存するので、読み手が同じ感情や経験を持っていないと、共感しにくい。また、自己陶酔型の性格と受け取られがちだ。

上記をシンプルに書き直してみると、こんな感じになる。

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