【2025年】東京23区の家賃相場が安い駅ランキング! 6万円台が続々、1位は杉並区、最多ランクインは足立区の駅
2位に入ったもう一つの駅・梶原駅が位置する北区は、JRの駅を都内最多・11駅も抱えている。梶原駅から都電荒川線で2駅・約5分の王子駅前駅に出ると、JR京浜東北線と東京メトロ南北線の王子駅が利用できる。
梶原駅の周辺は、どこかのどかな雰囲気。昔ながらの商店街には鮮魚店やミニスーパーなどに加え、電車の形が愛らしい「都電もなか」が名物の和菓子店も。
都電荒川線の線路と交差するように延びる明治通り沿いにはコンビニや飲食店も点在しているほか、駅から5分ほど歩いた場所にはスーパーやホームセンター、家電量販店もある。また、飲食店が充実した王子駅周辺までは歩いても20分ほどなので、散歩がてら食事に出かけるのもいいだろう。
トップ20には東京駅まで25分以内で行ける便利な駅も
トップ3には杉並区、江戸川区、北区とさまざまなエリアの駅がランクインしていたが、上位20駅の立地を見てみると足立区が9駅、江戸川区が5駅、葛飾区が2駅。その他は杉並区、北区、練馬区、世田谷区が各1駅という顔ぶれだった。一番多くランクインした足立区の駅の中では家賃相場が最も安い6万8300円だった、4位・堀切駅について見てみよう。

4位・堀切駅は東武伊勢崎線の区間急行・準急・普通列車の停車駅で、浅草駅まで5駅・約15分。浅草駅の1駅手前には東京スカイツリーの最寄駅・とうきょうスカイツリー駅がある。
堀切駅から3駅目の曳舟(ひきふね)駅で浅草方面ではなく押上方面に向かう東武伊勢崎線に乗り換えると、押上駅から先で東京メトロ半蔵門線と直通運転される電車も利用可能。堀切駅から東京メトロ半蔵門線沿線の大手町駅や永田町駅、渋谷駅にも、乗り換え1回で行くことができる。
堀切駅周辺の様子はというと、すぐ東側に荒川が流れ、西口駅前には東京未来大学、そこから少し歩くと隅田川へ。そして駅の南側には区立の運動広場や公園があるので、駅の徒歩15分圏内に限ってみると住宅地の面積はあまり広くはないようだ。
しかし、徒歩15分圏内にもコンビニやスーパー、ドラッグストアが複数あり、日頃の生活には困らない。電車で2駅、歩いても25分ほどの北千住駅に行くと駅ビルなどの大型商業施設や飲食店も充実している。
さて、「家賃相場が安いのも大事だし、なるべく都心に近いほうがいい」という希望もあるだろう。そこで今回トップ20にランクインした駅から東京の中心地といえる東京駅まで、電車でどれくらいかかるのかを調べてみた。
それぞれの駅から7時30分発~9時発の電車を利用した場合、東京駅までの所要時間が最も短いのは、家賃相場7万円で12位にランクインしたつくばエクスプレス・青井駅だった。南千住駅に出て、JR上野東京ライン直通のJR常磐線に乗ると、東京駅まで乗り換え1回・計約24分で到着する。