成功する人は、自分のやる気を頼りにしない あのバフェットも「仕組み」で成功した
成功する人は、なんとなく物事をやり始めたりはしません。モチベーションなんて信じていません。そうではなく、「続けられる」仕組みを先に考えるんです。
成功する人は、“失敗という概念のない”仕組みをつくる
何か失敗すると「もうダメだ」と思ってやめたりする人は少なくありません。それは、「意思」や「気持ち」で動いているからです。しかし、成功者はそんなあやふやなものに頼りません。
そもそも成功する人の「続け方」には、「失敗」ということがないのです。
たとえば、「勉強ができる子」を考えてみてください。
ひたすら問題集を解く、そういうイメージをもたれた方は、残念ながら、成績がイマイチになった時期もあるのではないでしょうか。
「勉強ができる子」は、事実、すぐに問題集を解こうとせず、まず、「合格」までに何をどれだけすればいいかを考え、全体をみつめ、それからはじめて、問題集を開きます。そして、実際に問題を解き、できなかったところはどのようにすればできるようになるのかをチェックします。つまり、P(Plan)、D(Do)、C(Check)を回しているのです。プランから始めるわけです。そして、この三つをどれだけ早く回していけるかが、次のカギになります。
この方法のよいところは、「失敗」がないことです。やってみてできなければ、Cの段階で「ここができなかった」と、気づくことができます。そこで、次にどうしたらいいのか、を考える。これを淡々とやるだけのことです。そこには、挫折はなく、ただ発見があります。
ちなみに、「失敗」という概念がここまで普及しているのは、日本独自のところがあるように思います。海外では「Fail」と言う言葉をあまり聞いたことがありません。あるのは、「does not work」です。「うまくいかなかった」という事実があるだけです。
僕には、結果を出す多くのリーダーは、こうした仕組みを持っているように思います。たとえば、ソフトバンクの孫正義社長も、多くの企業を買収してきましたが、なかには失敗もあったと思います。それでも、そこでやめず、あれだけ企業を大きくしてきました。