【韓国が「武器輸出大国」に変容した納得理由】実はK‐POPや韓ドラと似た事業展開?ロシアによるウクライナ侵攻も影響している
〔主な防衛装備品〕
・T‐50練習機:最高速度マッハ1.5、戦闘行動半径400km

韓国初の国産ジェット機で練習機として開発された。航空自衛隊のT‐4練習機に相当する機種だが、T‐50は超音速飛行が可能である(T‐4は亜音速飛行のみ)。ジェネラル・ダイナミックス(後にロッキード・マーチンに売却)の技術支援により開発されたこともあり、平面図にはF‐16戦闘機の影響が見られる。
この点は、世界的なベストセラー戦闘機であるF‐16のパイロット養成に向けた練習機としてT‐50の優位性に繫がる。ちなみにT‐50の国産化率は59%と見られている。
英国のホーク練習機のように、この種の軍用練習機ではよくあることだが、小規模な改造を施した軽攻撃機型も開発されている。高性能を追求したことから高価な機体となったが、東南アジア(インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア)や中東(イラク)に輸出され、2022年にはポーランドも本機の導入を決定した。
もっともアメリカの技術支援を受け、英国製部品も採用していることから、輸出に際しては両国の許可が必要となっている。実際にウズベキスタンやアルゼンチンへの輸出には、それぞれアメリカや英国(フォークランド諸島の領有を巡ってアルゼンチンと係争中)が反対して実現しなかったと報じられている。
韓国では、空軍アクロバット・チーム「ブラック・イーグルス」の使用機ともなっている。
鉄道車両から戦車の名門へ
売上高 :27.5億ドル(うち防衛関連12.1億ドル:44%)
従業員数:4000人
事業分野:戦闘車両
KAIと同様、現代ロテムもアジア通貨危機の結果生まれた企業だ。財閥系(現代、韓進、大宇)の鉄道車両部門が合併して、1999年7月に設立された。
合併前企業の1つである現代自動車系列の現代精工は、1980年代にアメリカから輸入したM48戦車の近代化改修を受注した。これと並行して韓国陸軍はアメリカクライスラーの技術支援を受けて国産戦車の開発・生産を計画し、現代精工が担当に指定された。現代ロテムの戦闘車両製造部門は、このような実績を有していた。
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