韓国「ロシア由来」の武器をウクライナへ送るのか 韓国の主要武器はロシアの技術から生まれている
韓国はすでに砲弾を送っている
――北朝鮮軍の兵士がロシアでの動きを捕捉され、ウクライナ戦争へ派兵されるということが既成事実化しつつあります。もし、これが事実だった場合、韓国がウクライナへ装備など軍事支援をするとなると、どういったものが考えられますか。
韓国はすでに、「アメリカ軍での教育目的での使用」として155ミリメートル砲弾を輸出したのではないかと報道されました。当然ながらこれがウクライナに渡っている可能性があります。そのため、まず砲弾の輸出が強化されるかもしれません。
また、ウクライナは自国の防空システムが不十分だと主張しています。そのため、韓国のミサイル防衛システム用の地対空ミサイル「天弓」(チョングン)が考えられます。
また、韓国メディアなどは防御用として携帯用地対空ミサイルやドローンなどを挙げています。2022年の開戦当初の4月に、ウクライナは韓国国防部に対して、150から200種類に及ぶ軍需物資を要求したとされ、その中には殺傷兵器も含まれていたと報道されました。
――韓国側が状況に応じて「段階的に」対応を検討するいう趣旨の発言をしていますが、もし派兵されており戦況がエスカレートすると、どのようなものが考えられますか。
前出した155ミリメートル砲弾はこれまでと同様に「アメリカ軍での教育目的での使用」という形でアメリカを通じて送られるでしょう。そして防御用兵器としての防空ミサイル。最終段階として攻撃型兵器、具体的には天舞(チョンム)多連装ロケット砲のような強力な兵器が俎上に上がってくることが考えられます。
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