なぜ、高カカオチョコがそれほどの効果を発揮するのでしょう。その大きな理由は、原材料のカカオの含有量が多く、有効成分の「カカオポリフェノール」がたっぷり含まれている点にあります。
では、カカオポリフェノールとは何者なのか。そもそもポリフェノールとは植物が持つ色素や苦みの成分で、強力な抗酸化作用があるのが特徴です。カカオポリフェノールの抗酸化作用もたいへん高く、これにより体内の活性酸素を除去する効果が期待できます。
活性酸素は細胞などを酸化させて病気や老化の原因となる物質。とりわけ肝臓の脂肪と活性酸素が結びつくと、有害な過酸化脂質への変質が進み、肝機能を悪化させてしまうことがわかっています。
すなわち、カカオポリフェノールを摂取して活性酸素を少なくできると、脂肪肝の予防や改善につながるわけです。また、カカオポリフェノールにはインスリン抵抗性を改善する働きがあり、この面でも脂肪肝の進行防止に役立ってくれることになります。
血糖値の急上昇を抑えてインスリンの分泌を安定させる
それに、カカオは食物繊維がたいへん豊富であり、糖の吸収をゆるやかにして食後の血糖値上昇を抑える効果も期待できます。食後の血糖値が抑えられると、インスリンの分泌も安定するため、ブドウ糖の中性脂肪への変換が抑えられ、肝臓に余分な脂肪が蓄積する流れに歯止めをかけられるのです。
さらに、カカオの食物繊維は便秘解消にも役立ちます。便秘が続くと腸内環境悪化によって発生した毒素が血中に入り、その毒素の解毒役をつとめる肝臓に大きな負担がかかることになります。これは、高カカオチョコで便秘を解消すれば、同時に肝臓の負担も軽くなるということ。この点でも、高カカオチョコの摂取は肝臓にプラスの効果をもたらしてくれるのです。
そのほか、高カカオチョコには、「抗ストレス作用がある」「歯周病予防に役立つ」「空腹感がおさまる」「コレステロール値を整える」「がんや動脈硬化の予防にもなる」といったように盛りだくさんの効果が期待できます。
つまり、高カカオチョコレートには、脂肪肝や肥満の予防・改善に役立つだけにとどまらず、人の健康を内側から底上げしてくれる強力なパワーが宿っているのです。
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