「仕事が終わらない…」抱えすぎたタスクに「優先順位」をつける思考法
「仕事が終わらない…」
「まずい。仕事が溜まりすぎている。このままでは間に合わない……」
専門商社である馬鳥商事の営業企画部に所属している私、鈴木千夏は、最近、課長となり、忙しいながらも充実した日々をすごしていた。
ただ、日常業務に加え、新しいプロジェクトに参画したため、少々タスク過多気味になっている。そこに新たに複数の仕事が舞い込んできたため、いよいよ仕事が回らなくなってしまった。気持ちは焦るばかりで何から手を付けていいのかわからない。週はじめの月曜日早々、1人オフィスに残る状況になってしまった。
「さて、どうしたものかしら」
人気のないオフィスで1人つぶやく。
「こんなに遅くまで、どうしたのかな?」
振り返ると1人の男性がオフィスの入り口に立っている。
「え? 専務?」
そこに立っていたのは馬場祐樹専務であった。
「鈴木課長、ずいぶんと遅くまでがんばっているじゃないか。何か悩んでいる様子だけど、どうしたのかな?」



















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