東大生も遊んでた「数字への洞察力」高めるクイズ 「数字が並ぶ法則性」を見抜けば頭が良くなる!

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このように、数列の問題は数と数の関係性を見抜く数学的な発想力が求められます。ただ差を求めたりするだけではなく、その差をまた分析して考える、深い数学的洞察力が求められるわけですね。

発想の転換が必要な第2問!

では、この問題はどうでしょう?

1問目と同じように考えて、数同士の差を取ればいいのでしょうか。

でも、差を取ると「2,3,5,7,11,13」となります。「2」がなくて「3」から始まっていて、「7」の次が「9」となっているのなら奇数が並んでいるのではないかとも考えられますが、しかし「2,3,5,7,11,13」ですから、一見すると法則性は全くないように見えます。

この数字の前後の差をとってみても、「1,2,2,4,2」となっていて、法則性は見つかりません。

でも実は、「2,3,5,7,11,13」っていう数列、みなさんも一度は目にしたことがあるはずなんです。

思い出すことができますか? 実はこれ全部、素数なんです。

「2,3,5,7,11,13」というのは、すべて素数ですよね。そう考えると、13の次の素数は17なので、42と□の差は17とわかります。よって、答えは「42+17」をして、「59」となります。

2問目はかなり変則的で発想力の必要な問題でしたね。

とはいえ、「2つの数字の関係性を考える」というセオリーは変わりません。前後の数を足したり引いたり、掛けたり割ったりしていて、並ぶ数の関係性を見つけることで答えが出るわけです。

なんの法則性もないように見えて、実は並んでいる数に法則性があるかもしれない……そういう気持ちで数を追っていると、数に対する洞察力が高くなります。ぜひ、参考にしてみてください。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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