東大生も遊んでた「数字への洞察力」高めるクイズ 「数字が並ぶ法則性」を見抜けば頭が良くなる!
このように、数列の問題は数と数の関係性を見抜く数学的な発想力が求められます。ただ差を求めたりするだけではなく、その差をまた分析して考える、深い数学的洞察力が求められるわけですね。
発想の転換が必要な第2問!
では、この問題はどうでしょう?

1問目と同じように考えて、数同士の差を取ればいいのでしょうか。
でも、差を取ると「2,3,5,7,11,13」となります。「2」がなくて「3」から始まっていて、「7」の次が「9」となっているのなら奇数が並んでいるのではないかとも考えられますが、しかし「2,3,5,7,11,13」ですから、一見すると法則性は全くないように見えます。
この数字の前後の差をとってみても、「1,2,2,4,2」となっていて、法則性は見つかりません。
でも実は、「2,3,5,7,11,13」っていう数列、みなさんも一度は目にしたことがあるはずなんです。
思い出すことができますか? 実はこれ全部、素数なんです。

「2,3,5,7,11,13」というのは、すべて素数ですよね。そう考えると、13の次の素数は17なので、42と□の差は17とわかります。よって、答えは「42+17」をして、「59」となります。

2問目はかなり変則的で発想力の必要な問題でしたね。
とはいえ、「2つの数字の関係性を考える」というセオリーは変わりません。前後の数を足したり引いたり、掛けたり割ったりしていて、並ぶ数の関係性を見つけることで答えが出るわけです。
なんの法則性もないように見えて、実は並んでいる数に法則性があるかもしれない……そういう気持ちで数を追っていると、数に対する洞察力が高くなります。ぜひ、参考にしてみてください。
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