「管理職=罰ゲーム?」敬遠する人が知らない真実 「管理職になりたくない5つの理由」から考える

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
2/5PAGES
3/5PAGES
(3)長時間労働

長時間労働への不安も理由のひとつだろう。ビズリーチWorkTech研究所(2024年10月)の意識調査では「管理職になると仕事量が増えすぎる」「プライベートの時間が奪われる」という回答が全体の4割近くを占めた。

管理職の仕事は、自分の業務だけでなく、部下の進捗管理や育成、トラブル対応など、多岐にわたる。働き方改革で残業規制は強化された。しかし実際には管理職が最後まで残って業務をフォローするケースも多い(尻拭いのような仕事もさせられている)。

そういう姿を見ると、管理職に魅力を感じなくなるのだろう。

(4)適性への不安

4番目の理由は「適性」への不安である。「人をまとめるスキルに自信がない」「リーダーシップを発揮できるイメージが持てない」と感じる人が多い。

また専門職としてのキャリアを磨くほうが向いている、と感じる人も少なくない。

「部下を指導するなんて自分には荷が重い」

「人間関係がこじれたときの対処法がわからない」

このような不安が重なり、管理職を敬遠する傾向が強まっていると思う。

(5)待遇面の不満

最後の理由は待遇面への不満だ。「責任や業務負担の大きさに比べて、見返りが少ない」と感じる人も増えているという。

実際のところ、一般社員時代に支給されていた残業代が、管理職になると固定手当制になる。結果的に収入があまり変わらないか、下がってしまうケースも珍しくない。さらに「管理職になっても思うように権限が与えられない」「将来の保障にはつながりにくい」といった声もある。

おそらく「ハイリスク・ローリターン」なイメージが定着しているのだろう。

このように、管理職を嫌がる理由は、出世欲のなさ、責任の重さ、長時間労働、適性への不安、待遇面の不満と……と、さまざまだ。しかし管理職の仕事の本質を、正しく理解していないケースも多いはず。

私は単なる思い込み、だと考えている。

「なんちゃって管理職」と「本物の管理職」の違い

管理職が本当に「罰ゲーム」なのかというと、そうではないと私は考えている。なぜなら多くの企業で「本物の管理職」は引く手あまただからだ。まずは「なんちゃって管理職」と「本物の管理職」の違いについて解説したい。

4/5PAGES
5/5PAGES
横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役社長

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

よこやま・のぶひろ / Nobuhiro Yokoyama

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。『絶対達成マインドのつくり方』『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。近著に『トップコンサルタントの「戦略的」勉強法』。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事