親が受験生の子に「声かけしなくていい」納得の訳 ついつい何か話したくなってしまいがちだが…

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東大 ドラゴン桜 西岡壱誠
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されました。連載第167回は、受験期の子どもに対する声かけについてお話しします。

国公立大の入試が近づく

『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら

2月に入り、多くの大学受験生が受験の真っただ中にいます。2月25日からはいよいよ国公立大学の受験日ということで、東大志望の生徒を多く教える僕たちも今からドキドキしています。


そんな中で、受験生の親御さんから、こんな質問を受けることが多くなってきました。


「うちの子が合格できるか不安です。直前期には、どんな声かけをすればいいでしょうか?」と。

不安なお気持ちはわかるので、僕もできる限り親御さんからのご質問にはお答えしたいと思うのですが、この質問に対しては正直、うまく答えることができません。

なぜなら東大生たちに話を聞くと、みんな「別に何も言われなかった」「親から何か言われた記憶がない」と答えるからです。


東大をはじめ、難関大学を志望して勉強をしている受験生たちには、はっきり言って、何も言わなくていいと思います。漫画『ドラゴン桜』では、直前期の生徒に声をかけようとして、結局何も声をかけられなかった、というシーンがあります。

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

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